2026.3.6 (Fri.)

皮から革へ~なめしとは

なめしとは、生皮のコラーゲン繊維組織になめし剤と称する化学物質を施し、改質させ、生皮に「防腐性」「柔軟性」「耐熱性」などを付与する工程の事である。皮とは、主にコラーゲンというタンパク質繊維からなる真皮層の組織である。ただ、この組織はそのままでは腐敗したり、硬くなってしまい、製品素材としては使えない。そのため、様々な方法で「皮」を、素材として使用できる「革」へと改質する作業をしなくてはならない。古くは、擦ったり、もんだりして物理的に柔らかくする方法や、煙で燻したり、「姫路白なめし」と呼ばれる川の清流に長期間漬けたりといった方法もあったが、現在ではコラーゲン繊維組織になめし剤と称する化学物質を施し、改質させることをいう。